その「鍵」を廻したドアの向こうには

机の引き出しを整理していたら、簡素なリングにまとめられた鍵の束が出てきた。

永い事奥にしまいこまれていて、何の支障もなく生活を続けていたので多分今現在重要な場所の鍵で無いことは確かだった。

よく見ると5本の「鍵」のうち2本は「自動車」か「バイク」の鍵。
自分は原付の免許すら持った事が無いので何故こんなものがついているのか今となっては思い出すことができない。

では、他の鍵はどこのドアを開く為のものなのだろうか。

ずっと昔「筒井康隆」の短編小説にそんな「鍵」を題材にした薄ら寒い作品があったような記憶があるがその題名も思い出せない。

一つ考えられるのは以前住んだことのあるアパートやマンションの鍵なのではないかと云うことだ。基本的に引っ越し時家主に返却しているはずだがもしかすると多めにスペアを作っていたのかも知れない。

だがじっと鍵の束を見ていると、何か、これからも開ける必要のある「ドア」の「鍵」のような気がしてならない。

実家の鍵だろうか?
それとも共同で使っていた事務所か何かの鍵か。

必要なのか不必要なのか。
捨ててはいけない強烈な意志を放っている無言の「鍵」達。

そんな事を考えながら別の引き出しを開けてみたら「なにかを組み立てる時必要そうなネジ」の入ったプラスチックケースと「どうやらコンピュータに関するなにかの部品」が収まった「箱」が出てきた。

はっきり言ってこれは・・・

「ボケ」ですか?
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by gqgweb | 2004-04-23 20:22 | ■物品感想