「どんどん集まるお金の話」

「文化庁がBlu-ray Discレコーダーおよびディスクについて、
4月1日より私的録画補償金の課金を行う方針を決めた(日経IT-PLUS)」


この「私的録音録画補償金制度」とはなんでしょう?

「本来、私的使用を目的とした個人、または家庭内での複製については著作権法でも認められてきたが、デジタル方式で録音、録画する場合に於いては、一定の割合で補償金を徴収し、著作権権利者への利益還元を図ろうとするもの。」(Wikipedia)

レコード、もしくはCDを買ってきて、自分でカセットテープに録音して聴くことは無料でした。

現在はほとんどの録画、録音装置がデジタル化されています。
デジタルなもの(CD、配信データ)からデジタルなものへのコピーは劣化しない。
と、いうわけで有料です。そういう話ですね。

今回はブルーレイです。
機器からもディスクからも補償金が徴収されます。
購入価格に上乗せされているため気がつきませんでしたが、
CD-RやCD-RW、MDやDVDなんかにはすでに課金されてるんですね。
今後課金が検討されているのはiPod、パソコン本体のハードディスク、携帯電話などです。

この制度、結構もめてます。
批判も多いです。
なんででしょう?

「利権」の匂いがプンプンするからです。
それから「補償金」なんて名前がついているからボンヤリしていると消費者が何かを補償してもらっているみたいな勘違いを起こしそうですが、「著作権権利者への利益」を補償するって意味です。また、そもそも自分で撮影した映像を保存するだけ、って場合でも補償金を徴収されてしまう問題もあります。

では、著作権者はこの制度でどのくらい補償されるのでしょうか?

集められた「私的録音録画補償金」を管理するのは
私的録音補償金管理協会(SARAH, サーラ)と
私的録画補償金管理協会(SARVH, サーブ)です。

そして集められた補償金から「共通目的事業」分が差し引かれます。
この「共通目的事業」っていうのが具体的にどのようなものなのかまで僕にはわかりません。

「共通目的事業」が差し引かれた残りが分配されます。

音楽の場合
日本音楽著作権協会 (JASRAC) 36%
日本芸能実演家団体協議会 32%
日本レコード協会 32%

映像の場合
私的録画著作権者協議会 68%
日本芸能実演家団体協議会 29%
日本レコード協会 3%

そしてこれらの団体から音楽を創ったり映像を創った人に、お金がきちんと分配される、ハズです。
さて、どうでしょうね?

消費者から税金とは別に有無を言わせず補償金を徴収するわけですから
SARAHやSARVHやJASRACは、もっと自らの正体を公にさらすべきでしょう。

活動や収入や支出を、わかりやすく報告する義務があります。
悪い事をしているわけではないんでしょうから、むしろ新聞やテレビで活動内容や人事を積極的に発表してもいいくらいです。

変な言い方ですが、こういったビジネスモデルは楽して儲かりますから、ちゃんとしないとあらぬ疑いがかかったりしますからね。
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by gqgweb | 2009-02-09 12:37 | ■日常感想