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「女王の国」


卑弥呼の墓か、築造期一致 奈良・箸墓古墳を科学的分析

「邪馬台国の女王卑弥呼の墓説がある奈良県桜井市の箸墓古墳の築造時期が、土器などの科学的分析で240-260年と推定されることが、国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)の研究グループの調査で29日分かった。」
(KYODO NEWS)

邪馬台国はどこにあったのか?
九州説、畿内説、その他の土地説と様々論じられています。
どの説も、読んだり聞いたりしてみると、なるほど、ここなのかもなあと思える部分と、本当かなあと疑問に思う部分が出てきます。

そもそもが「魏志倭人伝」っていう、とても昔に書かれた資料を元に考察されるわけですから、簡単に場所を決定できるわけはないですね。しかも地面を掘ったら「ここが邪馬台国1丁目」っていう住所標識が掘り出されたみたいなガッチリした証拠が見つかるわけもなく、難しいでしょう。

しかもこの邪馬台国論争っていうのは、学問の域を超えて、一種ロマンの要素を持ってしまっています。「東洲斎写楽は誰だったのか?」「契約の箱はどこに行ったのか?」「ネッシーはいるの?」っていうのと同様、いつまでも判らないままみんなが推理を続ける面白さ、解けないパズルの興奮みたいな事になってしまっているのが実情。
そんななか、学術的に所在地を決定するのは、とても困難な事でしょう。

個人的にははっきりとした場所が特定されたらいいなあ、とは思っていますが、最近はさらに、観光地の問題なんかも絡んできていて、なおさら厄介です。

今後の研究に期待します。
by gqgweb | 2009-05-29 10:34 | ■噂話感想