<ローマ法王>死去、84歳 激動の国際政治に深く関与
思えば僕がこのブログで1番始めに投稿した記事が「ABBA PATER」、ヨハネ・パウロ2世のアルバムの話でした。
あらためて聴いてみると、やっぱり心をうつものがありますね。不思議な感覚。
ヨハネ・パウロ2世は地域や時間を超えてカトリックの象徴としての役割をまっとうした偉大な法王でした。ガリレイやプロテスタントに対して行ったカトリック教会の過ちを認め許しの言葉を述べたのも彼だったから出来たことでしょう。
彼の後、新しい法王が選び出され、またカトリックの歴史が新しく始まるわけです。科学や経済の時代とは言っても、世界は未だ宗教の力に包まれ、祈り、争い続けることでしょう。平和を願う心が戦争を生みつづける人類の皮肉。
ヨハネ・パウロ2世は天国からこの世の歴史をどんな気持ちで見続ける事になるのでしょうね。
アーメン。
すべての人の平和は一人一人の正義から生まれます。正義と平和は抽象的な概念でも遠くにある理想でもありません。どちらも、すべての人の心の中に財産として浸透した共通の価値なのです。個人として、家族として、共同体として、あるいは国家としても、わたしたちは皆、正義に生き、平和のために働くよう求められています。
だれもこの責任から逃れることはできません。
[1988年1月1日、ローマでの説教]
思えば僕がこのブログで1番始めに投稿した記事が「ABBA PATER」、ヨハネ・パウロ2世のアルバムの話でした。
あらためて聴いてみると、やっぱり心をうつものがありますね。不思議な感覚。
ヨハネ・パウロ2世は地域や時間を超えてカトリックの象徴としての役割をまっとうした偉大な法王でした。ガリレイやプロテスタントに対して行ったカトリック教会の過ちを認め許しの言葉を述べたのも彼だったから出来たことでしょう。
彼の後、新しい法王が選び出され、またカトリックの歴史が新しく始まるわけです。科学や経済の時代とは言っても、世界は未だ宗教の力に包まれ、祈り、争い続けることでしょう。平和を願う心が戦争を生みつづける人類の皮肉。
ヨハネ・パウロ2世は天国からこの世の歴史をどんな気持ちで見続ける事になるのでしょうね。
アーメン。
すべての人の平和は一人一人の正義から生まれます。正義と平和は抽象的な概念でも遠くにある理想でもありません。どちらも、すべての人の心の中に財産として浸透した共通の価値なのです。個人として、家族として、共同体として、あるいは国家としても、わたしたちは皆、正義に生き、平和のために働くよう求められています。
だれもこの責任から逃れることはできません。
[1988年1月1日、ローマでの説教]