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2009年 01月 27日 ( 1 )

「巨人の星」

ゴヤの「巨人」、実は弟子作品 プラド美術館が発表

「【パリ27日共同】スペインからの報道によると、マドリードのプラド美術館は26日、スペインの画家ゴヤ(1746-1828年)の作品として展示してきた「巨人」は、実際にはゴヤの弟子、アセンシオ・フリアが描いた可能性が強いとの結論を発表した。」


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ゴヤの「巨人」。
代表作のひとつと言われていた作品です。

こういった「弟子の作品」と言われるものが、過去の画家の作品には結構出てきたりします。
それから真筆だと思われていたものが後に贋作だって判定される場合もあります。
よく調べてみたら本人の作品じゃないよな、ってものですね。

で、そういった場合、それまでのそれらの作品の評価はなんだったのか、って事になります。
本人が描いたものでなければ、いきなり評価が下がってしまうものなのか。
作品そのものではなく、画家の名前(ブランド)が重要なのか。

このクラスの絵画は、作品というだけではなく、資産としての価値がとても大きいので、
本人の作品であるっていう証が重要になってしまうのは、しかたがない事なのでしょう。

そういったわけで、ゴヤの作品と勘違いされ続けていなければ、「巨人」も現在まで存在していたかどうかすら怪しいわけです。作品が生き続けたって意味においては、良かったのかも知れないですね。

「巨人」を描いたといわれるアセンシオ・フリアが生きていたら、
どんな気持ちなのか知りたいところですが、まあ、もうとっくにいないですからね。
フリアも画家だったわけだから、まさかこれ1枚しか描いていなかったって事もないだろうと思うので、他の作品がまだ現存しているなら観てみたいです。
残っているのかなあ。
by gqgweb | 2009-01-27 11:47 | ■絵画感想